私が毎月山に入るのは、言霊の修練を行って我のない状態で山の神々とつながり、人の心を癒して元気にする絵画を描くためです。
山の中で描くことを初めて体験した時、降雨など自然現象とのコラボレーションによって、人の手だけでは表現できない絵画を生み出せる素晴らしさを知りました。
それからしばらくは、夫や子ども達を会社や学校へ送り出し家事を終えた後に、ブルーシートで養生したリビングで制作をしていました。
でも、集中している時にデザインの仕事の電話が鳴ったり来客対応に追われたり、家族が帰宅し始めるなど、様々な制限があったため環境づくりに苦戦していました。
そんな時、友人達に芸術のまち・藤野へ連れて行ってもらいました。
私はその自然の素晴らしさに感動し、そこから毎月通って山で制作するようになりました。
ちなみに、毎回総重量35kg前後の荷物を持ち、交通公共機関を使って通っています。
山の中の屋外で描くことを初めて体験した場所。
降雨など自然現象とのコラボレーションによって、人の手だけでは表現できない絵画を生み出せる素晴らしさを知りました。
本当の意味での画家人生の最初の一歩となったこの制作で、貴重な体験をさせていただきました。
熊本での制作後、しばらくは自宅のリビングにブルーシートで養生して制作していました。
でも、集中している時にデザインの仕事の電話が鳴ったり来客対応に追われたり、家族が続々帰宅し始めるなど、様々な制限があったため環境づくりに苦戦していました。
芸術のまち・藤野へ友人達に連れて行ってもらったことをきっかけに、藤野の公共施設へ毎月通い、制作させていただくようになりました。
私にとっての初めてのアトリエは素晴らしい自然環境で、ここでの滞在と制作の時間をこよなく愛していました。
自然とひとつになることの凄さを教えてもらった、かけがえのない宝物のような場所でした。
最初の藤野の場所は神奈川県の公共施設だったため、夏休みなどの長期の休みや
秋の行楽シーズンには平日でも人で賑わい、予約が取りづらい傾向にありました。
その際、藤野駅を挟んで反対側の町にある一軒家で民泊させていただきました。
山入りするようになって初の室内制作で、屋外と比べるととても快適でしたが、外での制作に恋してることに気づいた機会となりました。
最初の公共施設と同じ場所です。
丸4年間、毎月通っていたため、施設のスタッフの方々とも顔なじみになり、大変お世話になりました。
ここでの制作は私の基盤となり、山や空、動物や樹木、植物たちとの様々な経験を通して多くの得難い学びや宝物をいただきました。心から感謝しています。
藤野のアトリエとのお別れの後、新たな制作場所を探していたところ、ふとしたことから箱根の温泉宿に滞在させていただくことになりました。
1組だけの2階のお部屋での制作は快適で、以前から訪れたかった箱根神社や九頭龍神社へもお詣りすることができました。
ここで生まれた三貴神(あまてらす、つくよみ、すさのお)の絵画は、その後にデジタル版画のベースにもなり、今も多くの方々に愛されています。
かねてよりお世話になっていた方からのご紹介で、また藤野に戻ってくることができました。
こちらは最初のアトリエよりもさらに山奥にあるエリアで、大きな複合施設の一角にあるバーベキュー施設をお借りして制作させていただきました。
ここは屋外だけど屋根があるので、大雨が降っても快適に制作することができてとても有難かったです。
そして、この自然豊かな最高に素晴らしいロケーションに、私は再び恋に落ちました。
第二の藤野のアトリエから再び離れ、友人からのご縁で秩父エリアで制作させていただきました。
屋外で描くことが私のスタイルで、そこに付加価値があるのだと決めつけ、山に頼りすぎていたため、室内制作にシフトすることに大きなためらいがありました。
でも、言霊修道によって祓いを行い、五感を研ぎ澄ませ直感力を磨いていけば、
どこであっても山や自然とつながることができ、人の心を癒し元気にする絵を描くことが可能なのだと気づかせていただきました。
もちろん、このエリアの山々や自然達もパワフルで素晴らしかったです。
箱根で素晴らしいオーナーさんと出会い、毎月様々な別荘で制作させていただいています。
江戸の頃から多くの人たちが行き交った自然豊かなこのエリアは、私が幼いころから慣れ親しんできた地でもあり、とても優しくあたたかく見守ってくれているのを感じます。
ありがとうございます。
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